クラブの物理について話を深めていこうとしていたのですが、以前にも書きましたが多体問題ともからむのでなかなか難しくて、説明の構想を考えようとしても夏の暑さに負けて、しばらくお休みしてしまいました。といっても2週間に1回は書こうと思っていたので、なるべく初志貫徹するために、構想がまとまるまでの間は、ちょっとスポット的な話題でつなぐのをご容赦ください。
先日、ゴルフ記事をウェブでみていたらネリー・コルダのことが書かれていました。ご存知のように東京オリンピックで稲見と争って銅メダルをとった女子プロです。そこでは細身の体なのに飛距離がすごいとありましたので、何か秘密があるのかと興味をそそられたのですが、そのインパクトの写真を見て驚きました。
写真ではインパクトで右肘が伸びている一方で、左肘がまだ曲がっているのです。通常のレッスン書や、他のプロの写真とは真逆です。
昔、インパクトで両肘を曲げて方向性を出している往年の男子プロがいましたが、彼女はそれとは少し違うような気がします。レッスン書ではインパクトで左肘を伸ばしながらローテーションしていくことで安定したショットが得られるようなことが書かれています。(ただ最近では返し過ぎを警戒して意図的なローテーションではなく、身体の回転に伴ってとされています。)しかし、わたしの経験では左肘を伸ばしすぎると球筋が安定せず、むしろ左肘を少し曲げていた方がいいように思われ、そのためレッスン書とのギャップにすこし考え込んでいました。
しかしネリー・コルダの写真を見てこういうのもありだと目から鱗でした。ネリー・コルダのスイングはインパクト直前で右肘は伸びていますが、フォローにかけて左肘は伸びていきます。もうすこしネリー・コルダのスイングを研究して方向性と飛ばしを両立させたいと考えています。
